ブラック企業の残業時間

ブラック企業とは、社員のことをまるで奴隷のように扱い、倒れる直前まで働かせるような会社のことを指し、最近ではネットなどでもよく取り上げられるのでご存知の方も多いでしょう。
ではブラック企業に所属している人というのはいったいどれくらいの残業をしているのかを簡単にまとめてみましょう。
まず、残業の平均時間はおよそ月20時間程度で、これは1日1時間程度というところです。
それに対してのブラック企業の残業時間は平均して80時間ほど、場合によっては100時間というところもあるようです。
100時間というと20日の出勤だった場合、一日5時間の残業をしていることになるのです。
一日5時間の残業ということは、通常業務が8時間だった場合でも一日13時間労働をしていることになります。
出勤が往復2時間だとするとこれで15時間となり、そこに休憩時間をプラスして16時間、それを24から引くとなんと一日の自由に使える時間はたったの8時間なのです。
もちろんお風呂や夕食、それに朝は出勤1時間前には目を覚まして起きたいことを考えると、1日6時間睡眠でもきついでしょう。
しかも毎日そんな生活が続くわけですから、普通の人間だったら倒れてしまいます。
よっぽどそこに働き甲斐を感じているのでなければ、やめることも検討してみましょう。

今までもらったことのない残業代

最近は知りませんが、昔の会社員の事情が書かれている小説やマンガなどを読んでみると、「今月はちょっとピンチだから残業頑張って」なんて奥さんに言われて働きに行くサラリーマンがいたり、「今月はたくさん残業をしたから給料が楽しみだ」なんてセリフがあったりと、残業代で生活費を補ったり、お小遣いのたしにしていた様子がうかがえますが、私にはさっぱり理解ができません。
それは私が残業代というものをもらったことは皆無であり、残業と聞けば「サービス残業」しか思い浮かばないからです。
私の仕事は知的障害者の施設で障害者の生活支援を行うことなのですが、勤務時間である8時間は施設の入所者の食事や排せつ・入浴などの生活支援に関わっており、その仕事に必ず必要とされる施設利用者の状況記録等の事務仕事は、8時間労働が終わった後にやることが当たり前とされているからです。毎日の日誌から始まり、入所者の小遣い管理・記録や、毎月のまとめなど事務作業が尽きることは無く、その上毎月行われる行事の準備なども8時間労働以外に行うことが当然とされています。
さらに休みの日にも、利用者の足りない生活用品や衣服を購入に行くのことも日常的であり、これも残業であるといえます。
なのに一銭も残業代がでません。
そして施設の長が言うブラックジョークともいえるブラックぶりは、「職員は5時に仕事が終わっても8時前に変えるなんて考えられない」なんて平気で言いまわることです。
実際の労働の対価として残業代を求めるとしたら、いったい幾らお金がもらえるのか・・・考えただけでも恐ろしいです。

残業が多かった会社の仕事

私が子供のころは、うちで父親がクリーニング屋の仕事をやっていました。
それは朝の8時から夜の7時くらいまでやっていましたので、ずいぶん働く父親だなと思っていました。
でも、父親が家にずっといてくれることが安心でした。
それは母親のことをあまり好きではなかったからでした。
母親は父親のクリーニング屋の仕事を、文句を言いながら手伝っていました。
近所の友達のお父さんは、いつも決まった時間の夕方6時に帰宅していましたので、残業のないサラリーマンの家族がうらやましかったです。
会社に入れば遅くまで働く必要はないんだなと、子供ながらに思いました。
高校生になって、簿記の資格を取ったので、高校を卒業したら就職するのが当たり前みたいになってました。
でも私が就職した会社は大手の本社の営業会計事務という部署でした。
研修があって、そのあとに配属になりましたが、みんな定時になっても帰る気配がまったくないので、びっくりしました。その部署は残業が当たり前のような部署でした。
仕事が慣れてきて、私も毎日定時の17時15分で上がったことがほとんどありませんでした。
残業代も上限が決まっていて、ある程度の残業時間を超えると、サービス残業になってしまっていました。
残業が多くて、仕事が細かくていつも胃が痛いような職場でした。

残業を許されない会社でした。

私は、以前に勤めていた会社では残業を一切許してもらえませんでした。
その会社では、15分単位で、各個人がどの作業を行うかが決められています。
その作業表通りに動ける時は良いのですが、どうしてもトラブルがあったり、仕事量が多い時にはなかなか予定通には行かない時があります。
新人だった私は、新人だからこそまだ仕事のスピードが遅く、他の人では予定通にできるところであっても、なかなかそれ通に動く事ができませんでした。
最終的に、定時になっても仕事が残ってしまい、その仕事が片付くまで仕事を続ける事になるのですが、会社的には、予定時間を組んでいるので、その時間通りにできないのは、その人が時間がかかりすぎているからだという考えでした。
確かに、新人でスピードの遅い私自身が、もっとがんばればいいという話なのですが、どんなにがんばっても予定通りに行かず、しかも、残業代も出ず、そして、スピードが遅い事を毎日のように指摘されるという会社でした。
結局、その会社に勤めている間は、毎日のように残業をしていたのですが、残業代が支払われたことは一度もありませんでした。
派遣社員として働いていたので、時間給もはずだったのですが、まったく時間と仕事量とが一致していませんでした。

効率の悪さが自慢なのでしょうか

本来、業務時間内に仕事を終えられないことは、自分の仕事の効率と手際の悪さを表しているのだと思います。もちろんたくさんの仕事を抱えていて、納期が迫っている場合などは仕方がないでしょう。ですが、日本の「残業することは当たり前」という会社の考えの多さには少々辟易してしまいます。
自分の仕事が終わっていても先輩が残業をしていたら帰りづらい雰囲気になったり、まるで定時に帰ることが悪であるかのような職場が多いのは何故なんでしょう。幸い私は、定時帰宅が推奨されていて週に何度もノー残業デーがあり、残業をする場合はきっちりと残業代が出る職場で働いていました。定時に帰っても嫌味の一つも言われたことはありませんし、周りも定時までに仕事をいかに効率よく終わらせられるかに力を入れていました。それが当たり前に感じていたので、ネットなどで残業に対する信じられないような考え方と見て、驚いてしまうことがたくさんあります。
残業が当たり前で、有給も思うように取れず、プライベートを犠牲にしてまで尽くさなくてはならない仕事って何なんでしょう。
残業をするのであれば、無給のサービス残業は廃止すべきだと考えますが、そしたらわざと仕事を残して残業代を稼ぐような人も増えそうですし、難しいところです。

残業で帰るのが遅くなるのに、何も食べないで頑張る男たちの話

私が独立する前に在籍していた会社ですが、職種として残業が多い職種でしたので、その会社でもよく男性社員は残業をしていました。
時間的にも夜の10時や11時までや、酷い時は12時過ぎて日付が変わるまでしていましたね。
普通は残業するとなると、定時の就業が終わってから軽く食事でもと思うところですが、私以外の男性社員は、社内にある飴やお菓子を食べるだけで食事に行こうとしません。11時になろうと12時になろうと構わずに仕事を続けていました。
たまにお菓子を置いてある場所で立ち話をしている時に、「お菓子だけでいいの」と聞いてみた事が有ります・・・すると笑いながら「もう慣れてしまったから・・」という返事。どうも本当のことは話さない様な感じでしたね。
私が考えるに、食事に行くのが面倒臭いとか、仕事を中断したくないというのが理由では無くて、たとえ遅くなっても自宅で食べたいというのが本音のようでした。そうかといって奥さんの手料理がどうしても食べたいという訳では無くて、帰ってから一杯飲みたいというのが本当のところみたいでした。
私もお酒は好きでしたから、その気持ちはよく分かりました。お酒はすきっ腹で飲むのが美味しいですし、残業する前に食べて、帰ってからまた一杯飲みながら食べるのでは食べ過ぎになり肥満の原因になりますからね~。
でも、お腹が空いている時間が長時間になるのも身体には良くない事だと思いますし、帰宅してから一杯飲んだり食べたりしてから寝るのも身体には悪いと思いますし・・・どっちにしても長時間の残業が身体には良くないって事でしょうかね~。